acnblog

香港在住acnの日記

私のおすすめ韓国映画

私が最近見て良かったオススメ韓国映画をご紹介します。
どちらも韓国の事実史を題材とした映画です。

 

【タクシー運転手】

 

youtu.be

 

光州事件を題材にそのスクープを世界に広めたドイツ人記者とその記者の運転手となるタクシードライバーの映画です。

 

ネタバレとなる内容は書かないようにしますが、とても感動しました。

 

私は、この映画を通じて光州事件を知りました。
80年代の韓国でこんな事が起こっていたんだと初めて知りビックリしました。


80年代、韓国で学生デモが多かったのは、過去のドラマや映画からなんとなく把握していたんですが、その理由については全く知りませんでした。

 

映画を見て思ったのは、本当に文字通り「ショック」の一言につきます。

 

映画を見た後、光州事件について気になり色々と調べたのですが・・


軍事力を国民に向けて使うなんて恐ろしい話です。
そして実際にあった出来事と言うのが本当に信じられません。


この事件を機にどんどん韓国民主化運動が強まっていくのですが、韓国国民の団結力や自国愛とかの理由がなんとなく分かった気がしました。

 


そしてもう一つ。


【1987】

 

youtu.be

 

6月民主抗争を題材にした映画です。


タクシー運転手を見た事もあり、この時代の事件に興味を持ちこの映画を見ました。
これについてもネタバレとなる内容は書かないようにします。

 

この映画の中で一番胸が熱くなったのは、一番最後のデモのシーンです。
「国民が団結すれば国を変える事ができるんだ!」と言う力強いメッセージがそのシーンにはあって、とても感動しました。
この映画の中にも光州事件が少し出てくるので、先に見ていてよかったです。

 

2つの映画を見て、私が思ったのは、
日本が平和に過ごしている中、隣の韓国では多くの市民が犠牲になる事件があったんだと思うと、とても悲しく胸が熱くなります。
繰り返しになりますが、私か今まで感じていた彼らの自国愛や団結力の根本はこういう歴史からきているんだなと改めて実感しました。

 

そして、日本はやはり平和だし、日本で産まれてよかったと思うと同時に、
日本国内だけではなくもっと世界を見て、もっと危機感を持つべきだと思いました。

 

私は今香港に住んでいるのですが、

香港で2014年にあった雨傘運動のように反政府に対するデモが今後頻繁に起こるのかもしれないと思うと他人事ではないという気持ちです。

 

今までは、なんとなく、「デモは危険で無意味なもの」と言う認識しかなかった私に少し希望を与えてくれる。

そんな映画に出会えてよかったと思います。

 

これから見る方は、2本とも見るのをおススメします!
私は、どちらも日本語字幕なしで見たので、理解力が7割~8割くらいというのもあり、一時帰国時にDVDが出ていれば借りてもう一度見たいなと思っています。